2017年11月15日
アメリカ産のキミはテーブルランタンに任命♪
東秩父の紅葉はまだ始まったばかりでしたよ。
日中走っていても身体が冷えてきて、そろそろ山走りは冬の装いが必要になりました




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さてさて、先日 手に入れた小道具のお話し。

ちょっとお洒落な形のカーバイドランプ
これは"Guy's dropper" というアメリカブランドのもの。
Universal Lamp社に吸収されてから製造されたものだというのはランプ裏面を見ると分かる。

このUniversal Lamp社は自社ブランドのAutoLiteと共に1960年までカーバイトランプを
製造していたそうだ。
ということは、うちに来たこのランプも 最低でも57年前の代物になるわけだな。
因みにこのタイプのカーバイドランプは、炭坑でヘルメットに取り付けてヘッドライト代わりに
こんな感じで使われていたもの。
これはAutoLite のカーバイドランプ

うちに来た"Guy's dropper" も外見は磨かれて綺麗だったけど、
炭鉱で使われていた証かどうか、水タンクの角は凹んでリフレクターも歪んでいた。
これはこれでイイ味になるよね。
届いたら先ず部品を全てバラして、お約束のクエン酸風呂に漬け込んでと。
水タンクの凹み部分は傾けるとポタポタ水漏れがするから板金ハンダで修復


水漏れも直って、内外共に綺麗になったら点火テスト



水タンクに水を入れて、カーバイドをセットしてと・・・

無事に点火しましたよ

写真だと大きく見えますが、ヘルメットに付けられる大きさなので、結構小振りでカワイイのです。
本体高さは90mmちょっと。
部屋を真っ暗にしてみると・・・

小さなくせに 思いの外 明るいのですよ♪ でないと炭坑で使えないですもんね(笑
とはいえ、光量は現代の灯りに到底追いつくものではありませぬ。
よくこんな灯りを頼りに炭坑で働けたものだと思いますよ。
やはり先達の方々は大したものです。
写真を見ても面構えが全然違いますもんね(笑
というわけで、うちのカーバイドランプ君です。
これで二つになりました♪

大きいのは、日本製のカーバイドランプ。吊り下げタイプです。
栄精機が制作した復刻版。
これは吊り下げてサイトランタン代わりに使用しまする。
そして今回の"Guy's dropper" は小さいのでテーブルランタンにしましょうかね。
実戦投入は丸っきり未定ですけどもww
おしまい♪