忘れてたSVEA123Rのメンテナンスをしてみた

momozo

2018年03月02日 14:49

去年の秋頃 手に入れた中古のSVEA123R

誰も気にしない程度の中途半端にレアっぽい製造初期の123Rを手に入れたくて
遥々海を越えてやってきた愛いいヤツ。
(国内でもたまに出品されてますから、待てば海外じゃなくても良かったんですけどね笑)



そんなオレのスベアちゃん・・・
可愛さ余って 記事まで上げたのに・・・

今更ながら・・・”King of Stove” 降臨!!


なのに・・・ええ、スッカリ忘れてましたー メンテナンスするのをww

製造初期の123Rだから歴代オーナーがメンテをしてなければ
何十年もノーメンテということになりますので、使う前に消耗品を変えるつもりでいたのでした。



それでは早速はじめましょ♪
参考にしたのはコチラです。 詳しく載せてくれてて ありがたやありがたや

ナチュラム修理ブログ(123R編)


火力調整キーがレンチになっているので、それを使ってサクサクばらして行きますよ。
(写真が一枚組立時のものだけど気にしない笑)



修理ブログの注意書きとしても書かれてますが、燃料キャップは外してから分解しましょう。
タンクの燃料を抜いていても ウィックに滲み込んだ燃料が内圧で出てきます(経験者談 笑)

やっぱりバルブスピンドルのグラファイトパッキンは痛んでました。
ヴェポライザーの捻じ込み部に残ったグラファイトパッキンをほじほじして取り除きます・・・



ばらした汚れてるパーツはクエン酸風呂に浸けて綺麗に洗浄します。
クリーニングニードルと燃料キャップは真鍮以外の金属も使われているから、
クエン酸洗いは避けた方が良いと思いまぷ。
腐食の原因になる可能性があるので。

出来ればヴェポライザーも外してウィックも交換したかったけど、
固着して簡単に外れなかったので今回はこのままでオケ。

パーツ洗浄してる間に燃料キャップのパッキンを替えてと。
ゴムパッキンは給油口の形状に凹んでました(笑

燃料キャップの真ん中の穴は安全弁の穴です。
この安全弁はスプリングでゴム弁を押さえつけてる単純な構造のようで出来れば弁も交換したかったのですが、分解するには五角形の特殊レンチが必要で こちらも今回はスルーです。

SVEAはポンピングで加圧するのではなく、プレヒートや輻射熱によるタンクの温度上昇によって
加圧して燃料を噴射する自動加圧式なので、安全対策として燃料キャップに安全弁が設けられてるようです。要するにタンクが異常加圧状態になった場合、タンクの破裂を防ぐ為に気化した燃料がこの穴のゴム弁を押して外部に噴出するわけですね。その際、噴出するのは気化したガソリンですから、いとも簡単にバーナーの火が引火して 火炎放射器になるのは想像に容易いことです。
そうならないようにするためにも輻射熱の強いスキレットや大きなフライパンなどの使用は注意が必要でしょうね。 そのような物を使う時は時々タンクに触れて、タンク温度の確認を怠らないようにしたいものです

そんなこんなで ほら、パーツも綺麗になりましたyo


バルブスピンドルに新品グラファイトパッキンを取り付けますよ♪
一緒に取り付けるメタルリングは凹んでる側をグラファイトパッキンの方向にするのだそうな。


分解と逆の手順で組み上げていきますよ。

そして、クリーニングニードルの調整をします・・・
左に回してカチンからの、さらに左に回して3ノッチカチンで、右に全閉でこの位置。
とりあえずこれで様子見ます。

調整の詳しくは前出の修理ブログを見てね。


ニップルを取付けて、ニードルの上下動作を確認して調整終了♪


バーナーヘッドを取り付けて出来上がり♪
他愛もないシングルストーブですが、コイツにも数十年の歴史があるので
その全てを消さない程度に綺麗にしました。
それにプレヒートはガソリンで行うつもりだから、直ぐに真っ黒になっちゃうしね(笑


そういえば修理ブログに出ている123Rを見て思ったのだけど、
123の燃料タンクを使っている この製造初期の123Rはタンク形状も少し違うんですねー
現行の123Rより肩の部分が角ばってますよね?

さてと、だいぶ暖かくなってきたし、早々に外に持ち出して使ってみたいもんだ

おしまい♪




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